寺田拓生税理士事務所

群馬県藤岡市の会計事務所

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マイナンバー特需?

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マイナンバー特需?

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鉄の意志を持つもの

今日も、ポストを開けるとマイナンバー関連のベンダーからの郵便物が届いている。

マイナンバー導入で、儲かるのなんてソフトウェア会社だけかと思ったら、先日知り合いの税理士からこんな話を聞いた。

「マイナンバー効果で新規のお客さんが今月は3件引き合いがあった。」

よくよく、話を聞いてみると今まで無申告だった個人の事業者がマイナンバーで脱税がばれると思って、今年から申告をしたいとのことである。

税理士事務所にとってあまり嬉しいお客様とは、言えないかもしれないが売上に貢献してくれることは確かであろう。

ただ、注意したいのは、納税意識があまりに低いお客様は我々税理士に対する支払いも滞る可能性がある。

最近、マイナンバー関連のセミナーが各地で行われているが、その講師も税理士が勤めることが多い。

彼らもそれにより講師料を貰っているのでマイナンバー特需と言ってもいいであろう。

講師をすることは、次の仕事に繋がることもある。

このように制度が変わる時と言うのは、ビジネスチャンスも生まれるものである。

ただただ、面倒くさいと言っていた自分も反省しなければならない。

税理士業なんて言うのは、税制があまりにも複雑であるから成り立っているようなものである。

マイナンバーがどんどん進化していったら、個人については、申告納税ではなくて固定資産税のように賦課課税が可能になるかもしれない。

最近では、クラウド会計ソフトによって、税理士業務が無くなるとも言われている。

私たちは日々アップデートしていかなければならない。

税理士の勤勉さを舐めて貰ってはいけないし、決して舐められてはならない。

我々、税理士は税理士試験により、鉄の意志を手に入れたのであるから。