今日は、なぜ答練番長は税理士試験に落ちるのかという人類に与えられた最後の命題について考えてみました。
専門学校の答案練習では、いつも上位にいるのになぜか本試験では落ちてしまう人を人呼んで答練番長といいます。
答練番長になりがちな人の傾向をいくつか挙げて見ますので本試験が上手くいかなかった人は参考にして下さい。
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答練番長になりそうな人の傾向
1.専門学校の出題パターンを覚えてしまう
同じ科目を何回か受験していると、専門学校の出題パターンがだいたい分かってしまいます。
そのために、答練の出題範囲を復習するだけで高得点がとれてしまいます。
答練で高得点を取ることは、決して悪い事ではないのですが、同じことを繰り返していては次も落ちてしまうかもしれません。
対策としては、他の専門学校の模擬試験を受けたり出題範囲を見ないで答練を受けることをおすすめします。
2.本試験でも高得点を取ろうとして失敗する
ミニ税法の場合には、満点近い得点が求められることが多ですが、他の科目ではそんなことはありません。
自分の実力を過信して頭から問題を解いて実力で押し切ろうとして失敗することのないようにしましょう。
3.本試験対策が出来てない
これは難しい問題で、専門学校批判にもなりやすいんですが、専門学校の模試でいい得点を取るのと本試験で合格するための勉強は少し違うのかもしれません。
例えば、国税庁の質疑応答事例を呼んで置けば結構簡単に対応出来る問題とかもあります。
一見何を問われてるかわからない問題でも、過去問の改変問題であることも多いです。
過去問を1回解いて終わりと言うのではなくて、出題傾向を予備校の講師レベルぐらいまで考える必要があるかもしれません。
4.運が悪い
どうしても、本試験ていうのは水ものですから、運の要素が必ずあります。
しかし、答練で合格圏内に入っているのに、何度も落ちるような人は1~3までのことが出来てない可能性があるかもしれません。
私が本試験でやっていたこと
東日本大震災以降は、必ずホテルに前乗りするようにしていました。
私は、とても寝つきが悪い方なのでそのホテルも専門学校の模試の日に合わせてあらかじめ泊まって見たりしていました。
シュミレーションをしてイメージトレーニングを積んでおくんです。
そうすることで本試験の緊張を幾分おさえることができると思います。
ここまで、やっている人はあまりいなかったと思います。
その他には、受験票はセロハンテープで机に張っていました。
電卓を2台持って行くのはもはや常識ですかね。
でも、あまり神経質になりすぎるとプレッシャーに押しつぶされる危険があります。
そこら辺は何回も受験していくうちに、自分なりのルーティーンが確立してくると思います。
私が受験を始めた頃は、O原の講師は「止め!」の合図があっても止めるなって言ってましたからね。
今はカンニングが厳しくてそんなことは出来なくなりましたが、昔はそんなことがまかり通っている時代もありました。