寺田拓生税理士事務所

群馬県藤岡市の会計事務所

天晴れ!原宿無銭フェス「エンドレスサマー」は母親の胎内である

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天晴れ!原宿無銭フェス「エンドレスサマー」は母親の胎内である

2017年8月30日。欅坂46が幕張メッセで初の全国ツアーを成功に収めたこの日、ここ代々木公園にも大人になることに対して「僕は嫌だ!」と叫ぶ若者達の姿があった。

天晴れ!原宿無銭フェス「エンドレスサマー」。

あゝなんて甘美な響きだろうか。この天晴れ!原宿無銭フェスとは簡単に言うとヲタクの中でもピンチケと呼ばれる一部のエリート達が様々な迷惑行為を行い、それに対しセキュリティー会社のBONDSと運営のカノウリョウ氏がツッコミを入れていくというイベントである。

例えば、欅坂46のコンサートでは平手友梨奈が歌い踊り物語は全て舞台上で完結する。しかし、この天晴れ!原宿無銭フェスは舞台の外側に物語を求めるのである。つまり、物語の中心がアイドルではなくて、ヲタクエリートであるピンチケとBONDSが主役となるのだ。演者よりもお客が目立つという信じられないイベントなのである。いや、無銭なのでお客ですらない。この前代未聞のアイドルフェスに20組以上の地下アイドル界の巨人達が賛同した。

そのなかでも、先月のアイドル横丁夏祭りでデビューした終演後物販(グルー名です)は是非とも見てみたかった。その出落ちのようなグループ名もさることながら、特に赤色担当のセンターの兎遊(うゆ)のダンスは私達に衝撃を与えた。振りをよく間違えるアイドルというのは、元まねきケチャの藤咲真有香をはじめ沢山いたが、彼女の場合、次元が違った。私のような素人が見ても立ち位置が明らかにズレているのである。終演後物販は、センターが真ん中に立つことはない。立ち位置のフリースタイルと言っていいだろう。そのアンバランスな構図と彼女たちのプログレな楽曲を聞いていると、まるでデビィット・リンチの映画を見てるような既視感を与えてくれるのだ。彼女が喋っているのを聞くと日本語すら怪しかった。どうやら中国とインドネシアのクォーターだそうである。今日も会場を見渡すと背中に最後尾と書かれた終演後物販のTシャツを着たヲタクがかなり見受けられる。しかし、この夏の主役であった彼女達でさえ、本日は前菜でしかないのだ。なぜなら、天晴れ!原宿無銭フェスは「ピンチケの祭典」だからである。

ピンチケは、幼児のように純粋な心を持った若者達である。幼児のように純粋な心を持っているからこそピンチケは様々な迷惑行為を行う。本日も様々な行動が確認出来た。水風船を投げつける。上半身裸でリフトを行う。木に登る。自転車で客席に入場する。その動画がツイッター上でも数百リツイートと拡散されていく。そんな迷惑行為に対して天晴れ!原宿とカノウリョウ氏は厳しく叱りながらも、優しく包んでくれるのである。それは、まるで母親の胎内にいるかのようである。いや、カノウリョウ氏が人間がどこまで愚かになれるのかを実験したのが、天晴れ!原宿なのかもしれない。

notallがCDを売るのを諦めて会場で無料で配り出したので貰って来ることとする。

 

【タイムテーブル】