寺田税理士事務所

群馬県藤岡市の会計事務所

絶叫する60度の魁ちゃんが群馬まで私を殺しに来る

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絶叫する60度の魁ちゃんが群馬まで私を殺しに来る

西川口の定期公演で最後に『崖の上のポニョ』が流れ出したときの絶望を私は生涯、忘れることはないだろう。フロアにいる全員がスクワットをしだしたのだ。

「あ、これ、オレ死ぬやつだ。」

私が絶叫を超えて、完全なる絶望を手に入れた瞬間であった。魁ちゃんが全力で私を殺しに来たのだ。スクワットをしながら、今までの人生が走馬灯のように脳内を駆け巡る。

この後に魁ちゃんと、もんてろちゃんとチェキを撮らなければならないと言うのに、私はこの後、救急車で運ばれるのだろうか。

いや、私はこんな所で倒れるわけにはいかない。

私には、日本中の全てのアイドルとチェキを撮るという野望があるのだ。それに、こんなヲタクの汗でヌルヌルした床になど倒れたくない。

絶叫する60度。

彼女達は、いつも命懸けでステージに立つ。

「人生最後の10年と引き換えに、またこの3年が欲しい」と叫ぶ。

今、この瞬間のために明日を捨てる覚悟でステージに上がる。見ていて痛々しいくらいだ。だから、私も老体に鞭を打って、その命懸けに応えなけばならない。それは一人の大人としての礼儀であり、一人のヲタクとしてのプライドでもある。ライブで体力で温存して、その後の特典会が本番というような、そんな小手先のテクニックは通用しない。

そんな、絶叫する60度が結成4年目にして初めて私の地元の群馬にやって来るというのだ。

西川口定期以来、私は夜中に変な咳が出たりして苦しんてきたが、なんとか命を取り留めていた。

間違いない。魁ちゃんが西川口で殺しそこなった私を追いかけて、今度こそ息の根を止めに来たのだ。

正直、逃げようと思えば逃げることは出来る。しかし、私には逃げるという選択肢はない。今まで私を殺したいと思うほど、関わってくれた人がいただろうか。いるわけがない。せいぜい、まねきケチャのヲタクに2ちゃんねるでディスられたくらいだ。これほどヲタク冥利に尽きることはない。私ほどの推されヲタなどいないだろう。三国一の推されヲタとは私のことだ。

今度こそ、私は殺されなければならない。

「おはようございまーす!」

もんてろが死刑執行を告げる雄叫びを上げる。

「ウリリリィリイリリー!」

私も生まれてから一度も出したことのないような獣のような咆哮で応える。

今日こそ絶叫を超え、完全なる絶望を克服し、限りない絶頂を迎えるのだ。

さあ、その熱狂の渦で私を切り裂いておくれ。

 

2017年9月29日(金)
「Power Spot Vol.6」 高崎TRUST55
開演:18:30
チケット代:2300円(ツイッターでの事前予約)

絶叫する60度
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