税理士試験の難しい所って科目選択にあると思ってます。
その科目選択によって合格までの勉強時間が何千時間と違って来ます。
そこで、今日は、税理士試験科目の国税徴収法をおすすめしたいと思います。
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1.受験者数がミニ税法の中では一番多い
平成26年度の税法の受験者数を見てみましょう。
1位 消費税法 9,713人 合格率 10.3%
2位 法人税法 6,635人 合格率 12.4%
3位 相続税法 4,073人 合格率 12.9%
4位 所得税法 2,123人 合格率 13.2%
5位 国税徴収法 1,482人 合格率 13.2%
6位 固定資産税 1,098人 合格率 14.8%
7位 酒税法 774人 合格率 13.0%
8位 事業税 771人 合格率 13.5%
9位 住民税 682人 合格率 8.7%
まず、ミニ税法を定義してみたいと思いますが、国税3法(法人税、所得税、相続税)プラス消費税法以外のものとしたいと思います。
消費税法もミニ税法だと言う方もいるかもしれませんが、近年におけるたび重なる改正のため、消費税法のボリュームは増え1年で合格する人も少なくなって来ています。
それに、消費税法には受験をすると酒税法を受験出来なくなってしまうというデメリットがあります。
上記の順位を見ていただければわかりますように、ミニ税法の中では国税徴収法が一番受験者数が多くなっています。
つまり、分母が大きいのです!
分母が大きいということは、合格者数が多くなりますし、予備校の試験対策も他のミニ税法より力を入れてもらえます。
2.計算が苦手でも大丈夫!
国税徴収法の一番の特徴と言ったら、9割が理論ということです。
去年の問題を見てみましたが、電卓を使わなくても解けるような問題でした。
そのため、勉強のほとんどの時間を理論暗記に費やします。
理論暗記が中心となるため、通勤時間や昼休みなど、ちょっとした隙間時間でも勉強できるため働いている人でも十分戦えます!
3.まとめ
私の昔の同僚の中には、国税3法や消費税法に何年もつまづいてる人がいます。
一番大事なことは、何でしょうか。
それは、税理士になることです!
最後の1科目に国税徴収法という選択は全然ありだと思います。
正直、実務ではあまり役に立ちませんのであしからず。。。
大原とTACで迷われているかたもいらっしゃると思いますが、私は大原で受講しました。
TACは全答練とファイナルチェックを受けただけです。大原は上級コースはありませんが、TACは上級コースがあります。大原の講師では並岡先生がおすすめです。
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