「パパ、税理士って無くなるの?」
「ヤバくない。うちダンス辞めなくちゃいけなくなるじゃん?」
夕食の時に中学生の娘からの一言に頭が真っ白になった。
実際にはハゲているので真っ白になる髪の毛が欲しいくらいなのだが、この場合の真っ白とは何も考えられなくなってしまうという意味である。
担任の先生がホームルームで話したらしい。
事の発端は今朝のN経新聞の記事であった。
「人口知能(AI)に奪われる仕事」として税理士が紹介されたのである。
人工知能(AI)の発達が進み、文書作成などの定型業務が多い士業の仕事は今後減少するとのことだ。
それはそうであろう。
私がこの業界に入った時は、月末になるとパートのおばちゃんが沢山の申告書を持って税務署に提出に行ったものである。
今ではそんな光景はない。電子申告で一瞬で済んでしまう。
正直、将来、税理士が無くなるのか無くならないのかは私には分からない。
しかし、なぜ担任の先生に「税理士が将来無くなる」などとを言われなければならないのだろうか。
担任の先生は生徒の父親に税理士がいることを考えなかったのだろうか。
あの野郎、生徒のことを全然把握していないじゃないか。
そもそも公立の教師なんだから公務員ではないか!
私が苦労して計算した税金をお客さんに「高っ!」って言われて、なんとか宥めすかしてやっと納付して貰った年貢でお前はご飯が食えているわけであり、その金でお前はマツダのロードスターに乗れているのではないか!赤字国債で食う飯は旨いか!
つまり、お前みたいな地方公務員は、私が養っていると言っても過言ではないではないか。
それをお前は私の娘の前で「お前の父ちゃん、将来失業するで」などとクラスみんなの前でほざいたのだ。
許せない。
許すことが出来ない。
その時の娘がどんなにクラスで肩身が狭かったことであろうか。
ただでさえ、私のブログがちょっとイカレてるせいで娘には肩身の狭い思いをさせているというのに。
これが最近、緊急事態宣言が明けて私がガールズバーで女の子と話す時の持ちネタである。
勿論、中学生の娘など、どこにも存在しないし、今月の決算も全然終わっていない。
群馬県藤岡市の会計事務所