寺田拓生税理士事務所

群馬県藤岡市の会計事務所

日記

エイター理髪店

「いやー、凄い事件が起きちゃいましたね。」

床屋の椅子に座ると、空かさず店主が私に話しかけて来た。その一言で私は、うんざりしていた。昨年末にAKB界隈である事件が起きていたのだ。正確に言うとNGT48なのだが、私はその事件について基本的に黙殺していた。いつも、そうである。AKB村でなんらかの事件やスキャンダルが起きては、いつの間にか業界の話題の中心になっている。私はこのような構図に嫌気がさしていたのだ。秋元康が嫌いな訳ではなくて、あまりにも秋元グループが市場を独占しつつある状況に危機感を感じていた。

「メンバーのYやOも黒みたいですよ。」

「ネットが炎上して大変ですよ。」

あんたが炎上させているのではないか?5chの情報を私にまで、わざわざ伝える必要があるのだろうか?少しは、黙って私の散髪に集中してほしいものだ。集中して切るほどの頭髪が私に無いからトークで誤魔化しているつもりだろうか。

「一昨年のリクアワなんてNGTの『overture』まで入ったんですよ。『overture』なんて、どこのグループも同じじゃないですか。」

あんたみたいな在宅無銭オジサンは知らないのだろう。初めて、現場で『overture』が流れ出した時の感動を。

「また、元NMBの須藤凜々花が可笑しなこと言ったらしいですよ。」

私が二年前に幕張メッセで、りりぽんレーンに並んだことを知ってて、お前はそれを言っているのか。

「整髪料とか付けます?」

と言いつつ店主が私の頭に何かを振り掛けている。

「いつも、ありがとうございます。3,240円になります。」

毎回、ここで「免税事業者じゃないんですか?」とツッコミそうになるのを堪えている。どう考えても、こんな小汚い床屋が年収1,000万超えているとは考えられない。

家に帰ると、頭皮にブツブツが出来ていた。二週間くらい放っておいたのであるが、そこから最近、芽が出て来て、やがて木が実り、桜の花が咲いた。現在、連日のように花見のバスツアーが来て困っている次第だ。花びらが散ったら、また床屋に行こう。次回は、何の花を咲かしてくれるのだろうか。

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