最近どうしても気になるアイドルがいます。
それが、「ゆるめるモ!」のあのちゃんです。
これから彼女のことについて少しづつ書いて行こうと思います。
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人生に復讐してやろうと思った
中学に上った頃からであろうか、学校に行くのが嫌になった。
自己肯定感がなく、自分が生きているかいないかの実感が無かった。
ある日、暗い部屋の片隅で彼女はネットを見ていた。
「ゆるめるモ!」というアイドルの2期生の募集である。
この「ゆるめるモ!」というアイドルグループであるが、プロデューサーは田家さんというまったくの素人が情熱だけで作ったアイドルグループである。
アイドルに興味があった訳ではない。
それまでの人生に対して見返したい、復讐してやろうと思っていた。
なにかが変わるんじゃないかという思いもあり気が付いたら応募していた。
「面接に来て下さい」というメールが何度も来たが、その時期は人と会うのが嫌で何度もシカトしてやった。
本音を言えばただ逃げたのだ。
その後も「面接じゃなくてもいいので、ライブに見に来てください」という連絡を受けた。
私の人生でこんなに人から求められたことがあっただろうか。
とりあえず返事をしてみよう。
そして、彼女は「ゆるめるモ!」のライブに行くことにした。
電車に乗って一人で遠くに行こうと思ったのは生まれて初めてである。
ロックバンドが好きで、なかでも神聖かまってちゃんやクリープハイが好きでライブにも行ったこともある。
しかし、一人で電車に乗るのが怖くて会場の前までお母さんと来て自分は中に入って、終わったらお母さんと合流して帰っていた。
ほんとに世間のことは何も知らなかった。
そこで、彼女は「ゆるめるモ!」のライブを初めて見ることになる。
感想としては、ただ良かった。
そのことをメンバーに伝えたかったが、なかなか言葉が上手く出てこない。
家に帰ってから母親に告げる。
「あのね、今日よくわからないアイドルのライブを見に行ったんだけど・・・アイドルになってもいい?」
自分から「何かをやりたい」と言ったのは生まれて初めてである。
いまや、ツイッターのフォロワー数11万を超す「ゆるめるモ!」あのちゃんの誕生の瞬間である。
<参考文献>大坪ケムタ・田家大知(2014)『ゼロから始められるアイドル運営』