今年も大掃除の季節がやってきた。
出来る男というのは、デスクの抽斗や部屋も綺麗に片づいているものである。
それが、出来る男。
まず、最初に神棚にだるまが2個あるので、それを神社で燃やして貰うため置いて来た。
なぜ、だるまが2個あるかというと、税理士会で貰えるのを知らなかったため自分でも1個買ってしまったのである。
商売繁盛のために買ったのであるが、今年はそれほど儲からなかった。
先日の税理士会の忘年会では、ウィスキーの水割りなどを飲んでいたら、幹事のI先生にウィスキーは高いからあんまり飲むなと言われた。
それなので、だるまを買う金があるならウィスキーくらい好きに飲まして貰いたいくらいである。
話がだいぶそれてしまったので大掃除の話に戻すが、今年の私にはある秘策がある。
それは、こんまり流片づけメゾットである。
こんまりちゃんと言っても知らない人がいると思うので説明することとしよう。
こんまりちゃんとは、近藤麻里恵さんのあだ名である。
その著書「人生がときめく片付けの魔法」は、国内だけで155万部の大ベストセラー。
現在、39カ国で翻訳されており、なんと今年の4月にはあの米国の「TIME」誌が世界で最も影響力のある100人に選ばれているのだ。
子供の頃の逸話も凄く、何でも家族の所有物でも勝手に捨てていたという伝説を持つ。
ついた異名は、「片づけの変人」。
今年、私は彼女の著書に偉く感銘を受けて、こんまり教に入信したのである。
そのこんまり流片づけメゾットとは簡単に言うと次のようなものである。
まず、一箇所に物を集めて、自分の神経を集中して物を手にとる。
その時、ときめいたものは残し、ときめかないものは捨てるというものである。
ときめくとはどういうものなのかと言うと自分の細胞がふわっと上にあがる感じがするそうである。
片づけとは祭り。
順番も大切である。
洋服→書籍→小物→思い出の品、の順に行う。
最初に思い出の品などをやってしまうとそこで思い出にふけってしまい作業が止まってしまうからである。
早速、私も大掃除に取り掛かる。
まず、2分間瞑想を行い部屋に挨拶を行う。
そして、柏手を叩き、八百万の神に敬意を表す。
こんまり流はモノに対する敬意を忘れない。
洋服を一箇所に集めて、手を叩く。
寝ている洋服を起こすのだ。
そしてときめかないのものは、ゴミ袋に入れていく。
その時、今までの感謝を込めて「ありがとうございました」と声をかけてあげる。
古い手帳も、税務会計の本も全くときめかないので捨てていく。
古い思い出は入らない。これから新しい未来を作っていけばいい。
新しい実務書も手にとっても、まったくときめかないのであるが、これを捨てると仕事で困るのでとっておく。
ときめくとは、細胞がフッっと上にあがる感じである。
気が付くと、部屋には、パソコン、机、筆記用具、フォブリーズ、時計、薬、カバン、布団、ソファー、暖房以外何も無くなってしまった。
家電の説明書も今ではネットで見れる。
捨ててしまえば実にすっきりとしたものである。
だいたい、有るのか無いのか分からないから探し物が出て困るのだ。
最初から、無いと分かればそれなりに対応できる。
だと、思う。(若干不安)