(前回までのあらすじ)
AKB48選抜総選挙2017で見事ひめたんこと中元日芽香を1位にすることに成功した中元選対(選挙対策本部)の元に謎の組織「THE ONE」から一通の手紙が届くことになる。
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第4話 悪夢のらじらー!
気が付くと顔面を白塗りにした一団に囲まれていた。
WOD(ウォールオブデス)が来るぞ!
ひめきゅんの中にONEのスパイが潜り込んでいたとしか考えられない。
サイリウムなんてしまえ!
そんな物振り回しても吹き飛ばされるぞ!
当時のひめきゅんは握手会60部という巨大勢力であり日本のGDPの3割を誇るまでに成長していた。
しかし、我々ひめきゅんはサイリウムより重い物を持ったことが無いため体力にまるで自信が無かったのである。
このままではハンドシェイカー(握手会参加組)は全滅してしまう。
お留守番チーム(在宅組)に地球の未来を託すしかないのか。。。
時を遡ること2017年7月。
我々、中元選対の元に「THE ONE」という謎の組織から一通の手紙が届いたのである。
「我々は狐様のお告げにより今回のAKB48選抜総選挙、中元日芽香を支援することに決定した。~THE ONE~」
狐様とは一体何者なのだろうか。
この時、私は中元選対部長として謎の組織「THE ONE」の支援については、他のひめきゅんには知らせずに置くことにした。
いや、私はこの時「THE ONE」という組織の後ろに誰がいるのか薄々気づいていたのに気づかない振りをしていたのだ。
他のひめきゅんを動揺させたくなかったし、今回の選抜総選挙の1位はひめたんの実力で純粋に勝ち取ったものであると信じたかったのである。
次に我々が目標としたのは、ひめたんの妹のスーメタルをラジオのレギュラー番組である「らじらー!」に召喚することである。
そのために我々ひめきゅんはアミューズの株式の51%を買い占め、スーメタルを「らじらー!」に召喚することに成功した。
なぜ、我々が「らじらー!」にスーメタルをゲストに召喚しようとしたかと言うと、かつてひめたんは雑誌のインタビューで妹のスーメタルを「らじらー!」のゲストに呼んでみたい、と発言している記述を見つけたからである。(乃木坂46×週刊プレイボーイ2015 49頁参照)
今思えばこの時の我々の決断が世界の平和を乱すことになるとは知るよしもなかった。
「らじらー!」での対決コーナーで姉妹喧嘩が勃発。
もうひめたんと一緒にブースに入らんよ!
ひめちゃんだって我慢して一緒に入りよるんじゃけね!
このひめたんの言葉を最後に世界は「ひめきゅん」と「THE ONE」の二つに分かれようとしていたのである。
(第一部 完)
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