(前回までのあらすじ)
乃木坂46のセンター中元日芽香の突然のAKB選抜総選挙2017の出馬により、中元選対(選挙対策本部)を立ち上げたハゲ税さん一行。突如、ひめきゅん中国支部から「速報で1位を取らないと協力出来ない」との連絡を受け速報での中元選対の所持している大半の票を注ぎ込むことにした。
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第3話 選抜総選挙と謎の組織
2017年6月×日 速報当日。
中元選対が速報で投入した票は4万票である。
それに、在宅ひめきゅんを含めれば速報で4万5千票は固い。
速報で1位をとれると信じていた。
しかし、ひめたんは1位を取ることが出来なかった。
指原陣営が速報で5万票を集め1位を奪われてしまったのである。
これで中国ひめきゅん砲を発動をすることは出来なくなってしまった。
その後も我々中元選対はひめたんの地元の広島に行きビラ配りをするなどして選挙戦を戦った。
少しでもいい位置でひめたんを歌わせてあげたい。
それだけがひめきゅんの願いだ。
これは我々の甲子園だ。
2017年6月××日 AKB48 49枚目シングル選抜総選挙開票当日。
我々は負けを覚悟していた。
しかし、結果は予期せぬ出来事が起きた。
なんと、ひめたんは26万票を獲得、2位の指原の25万票を1万票を上回って1位を獲得したのである。
これで、ひめたんは乃木坂46とAKB48の2大センターを掴んだことになる。
その後、ひめたんがセンターのAKB48の49枚目シングルも200万枚のダブルミリオンセラーを達成。
49枚目シングルの選抜メンバーは乃木坂46とAKB48の懸け橋となったひめたんの名にちなんで「中元47」などと呼ばれることとなりその後も活躍を続けた。
特にひめたん、指原、まゆゆ、さや姉はファンの間から四天王と呼ばれるようになる。
ひめたんは握手会も両グループの兼任になるため、ひめきゅんは個別握手会60部という一大勢力に拡大した。
個別握手会60部と言うとピンと来ない方もいるかと思うが、簡単に説明すると日本のGDPのおよそ3割に相当する経済規模である。
しかし、我々中元選対は決して手放しで喜んでいるわけにはいかなかった。
今回の選抜総選挙はどうもおかしい。
中元選対と在宅ひめきゅんの票を合わせてもどう考えても票が多過ぎるのである。
何か得たいの知らない力が動いといているとしか考えられないのである。
そんな時、中元選対にある一通の手紙が届くことになる。
手紙の差出人は「THE ONE」と書かれていた。
「THE ONE」とは一体何物なのだろうか。
(続く)
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