先日、4月19日からスタートされるアンダーライブ東北シリーズで山崎怜奈が学業優先のため欠場が発表された。
東北のれなちファンはさぞかしがっかりしていることであろう。
私の個人的感想としても、非情に残念である。
正直、山崎怜奈とは現在の乃木坂46のなかでそれほど人気があるメンバーとは言えない。
アンダーの3列目であり、同期の堀、北野、寺田などの後塵を拝している。
つまり、アンダーライブを学業優先で休むというほど余裕のあるメンバーではない。
そもそも、乃木坂のアンダーライブに立ちたいと思っている少女が全国に何万人もいるなかで、アンダーライブを休むというのが理解しがたいのである。
私は慶應大学のような一流大学を卒業していないのでいい加減なことは言えないが大学というのは高校に比べるとかなり緩いはずである。
アイドルというものには旬がある。
勉強は年を取ってからでも出来るが、アイドルは若いうちしかできない。
山崎怜奈とは、いったいどんな人物なのであろうか。
彼女はひとりっ子で子供の頃から、とても親想いであった。
中学は中高一貫の私立に入学し、親に高い学費を払わせることが申し訳無いと思う心の優しい子であった。
山崎の学校には、特待生制度というのがあり学力上位2名は特待生として学費が免除される制度があった。
中学1年の時の成績は4位であり特待生になることは出来なかった。
そのことがとても悔しくて仕方が無かった。負けたくない。親にも恩返しがしたい。
山崎はそこから奮起し、中学2年、3年と連続して特待生となっている。
中学3年間を通した成績は学年トップ、つまり首席で卒業している。
高校でも国公立クラスと一番勉強が忙しいクラスを選択している。
生田絵梨花が「努力の天才」と呼ばれることがあるが、山崎怜奈は「努力の鬼」と呼ばれている。
今回の山﨑の東北シリーズ欠場を容認した運営側の判断についてであるが、私はこのように考えている。
現在、乃木坂46は3期生募集を行っており全国各地でセミナーを開催している。
運営側は乃木坂46は学業と仕事を両立出来るというアピールをすることにより多くのオーディション参加者を集めたいと考えたのだ。
オーディションの参加者が多い方が、スターの原石が見つかる可能性も広がる。
しかし、私は最近よく聞く「乃木坂らしさ」という言葉が「緩さ」と勘違いされないか危惧している。
私は「ゆるめるモ!」のような「緩さ」を乃木坂46に望んでいない。
アンダーライブを欠場した時点で学業との両立は出来ていない。
「慶應がなんぼのもんじゃい!」という私の中の小さなコンプレックスのため厳しい意見になってしまったが、真夏の全国ツアーでの「努力の鬼」と呼ばれた山﨑の最高のパフォーマンスを期待する。
<参考文献>乃木坂46物語
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