私が彼女に本格的に注目するようになったのは、13枚目シングルの個人PV『ヒナコはキタノ』を見た時である。
彼女は圧倒的な存在感でそこに存在した。
スポンサーリンク
千葉の怪童現る!
その少女はオーディション会場に電話帳を持って現れた。
彼女の名は北野日奈子。
後にクイズ王の古川氏に早押し問題で4連勝という偉業を達成するとはその時は誰も知らない。
彼女はオーディションの自己PRで電話帳を素手で破り捨てた。
恐るべき怪力である。
グラップラー刃牙の花山薫を彷彿させる。
これは女子プロレスラーのオーディションではない。
アイドルのオーディションである。
北野日奈子が乃木坂46の2期生のオーディションに合格してから3年の歳月が過ぎた。
子供の頃から一緒にされるのが嫌だった。
バスケットボールをやっていた時にシューズがチームの誰かとかカブるのが嫌でネットで注文しようとして親とケンカしたこともある。
2期生の中で北野は堀未央奈に続いて2番目に正規メンバーに昇格している。(この二人は「堀北コンビ」と呼ばれている。)
8thシングル「気付いたら片想い」の時であり、いきなりの選抜メンバーであった。
しかし、冠番組である「乃木坂って、どこ?」では結果を残すことが出来なかった。
一度も喋っていないと言ってもいいだろう。
当時は「16人のプリンシパルtrois」もあり、精神的に相当きつかったであろう。
9thでは、アンダーに降格することとなった。
その後、彼女が再び頭角を現してくるのが、12、13thシングルでアンダーのフロントを任された時くらいからであろうか。
「ANNA-SUI」のビジュアルモデルに抜擢、ユニット「サンクエトワール」で活動、「zipper」の専属モデルに就任。
まさに破竹の快進撃であった。
14枚目では私も含め選抜復帰は濃厚であると感じていた。
しかし、14枚目での彼女の選抜復帰は叶わなかった。
選抜に昇格したのは、同期の堀未央奈ただ一人だった。
北野はその事実をなかなか受け止めることができなかった。
「別冊カドカワ」のインタビューでも次のように発言している。
今回は一番つらかったですね。
私も14枚目の選抜発表時には「席替選抜」と厳しく評価させていただいた。
今月から東北のアンダーライブツアーが始まる。
私は確信する。
ツアーから帰って来た北野がさらなる成長を遂げて私たちの前に現れてくれることを。
最後に彼女が今年の元旦に書いたブログの一節を紹介したい。
皆さん。
坂の頂上を
私と一緒に目指してください。
コメント
コメントはありません。