生田絵梨花というものを一言で表現するとしたら怪物である。
歌も上手く、ピアノはプロ級。芝居も上手い。スタイルもいい。
バラエティー番組でも、圧倒的な爆発力を持つ。
IH事件、フィンランド民謡と数々の伝説を作って来た。
乃木坂46の創世記は、生生星(生田、生駒、星野の略)としてフロントメンバーを努め、現在の四天王体制(西野、白石、生田、橋本)でも、圧倒的な存在感を放つ。
乃木坂46の楽曲もほとんどベースとなっているのは生田絵梨花の歌声である。
彼女はドイツのドュッセルドルフで生まれ、4歳からピアノを習い始めた音楽エリートであった。
子供の頃『アニー』を見てから、ミュージカル女優に憧れを持つようになる。
そして先日、生田絵梨花がミュージカル『ロミオ&ジュリエット』の主演が決定した。
オーディションから参加したらしい。上演は来年の1月から始まる。
『虹のプレリュード』に続きミュージカルは2作目の主演となる。
こんなに嬉しいニュースなのに、私は少しの寂しさを感じてしまった。
彼女は今、子供の頃からの夢だったミュージカル女優として羽ばたきつつある。
生田絵梨花は、もう乃木坂46という看板が無くても活躍できる。
秋元康氏の有名な発言で次のようなものがある。
AKB48とは、高橋みなみのことである。
私はこう思う。
乃木坂46とは、生田絵梨花のことである。
即ち、生田絵梨花が卒業を迎える時、乃木坂46も終わりを迎える。
最近よく聞く「乃木坂らしさ」という言葉も私は生田絵梨花らしさのことだと解釈している。