寺田税理士事務所

群馬県藤岡市の会計事務所

鍵付きのキャビネットの前にやることがあるのでは?

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今年の10月であろうか、知り合いの会社のマネージャーが辞めてしまった。

退職の理由は詳しくは知らないが、最終的には社長と喧嘩になって辞めてしまったらしい。

マネージャーなどと名乗っていたが、伝票入力しかしていなかったので幾分不思議ではあった。

そこまでは、いいのであるが、そのマネージャーの机の上に置いてあったデスクトップパソコンが消えているではないか。

よくよく、聞いて見るとそのパソコンは、マネージャーが自腹で買ったものなので、退職と同時にパソコンも持って帰ってしまったそうである。

従業員に仕事で使うパソコンを自腹で買わせるとは、相変わらずケチというかコスト意識の高い社長である。

しかし、説明するまでもないが、これは会社の情報セキュリティー上、大いに問題があると言えよう。

今年の10月から施行されたマイナンバー法であるが、研修に行くとマイナンバーが書いてある書類は、鍵付きのキャビネットにいれましょうだとか、パソコンに最新のウィルスソフトを入れましょうしょうだとか教わるが、私はそれよりも大事なことがあると考えている。

それは、従業員が満足出来る雇用環境が作れているかということである。

情報流出が発生するとしたら、外部からの侵入よりも内部から漏れる方が可能性が高い。

例えば、マイナンバーを管理している従業員が消費者金融から借金がある場合に、名簿屋に売ればお金になると分かれば、売ってしまうであろう。

そんなことにならないために日頃から、会社を裏切るような行為は出来ないと思わせなければならない。

あまりこういう言葉は使いたくなかったのであるが、愛社精神を養っていくことが重要である。

私達のような会計事務所の場合には、ほぼ全員がマインナンバーを扱うことになる。

ということは、会社全体の雇用環境が悪ければ、マイナンバー流出の危険に日々、所長は悩まされることであろう。

その後、知り合いの会社は11月になって、やっと新入社員が入ってくれた。

今度の名刺の肩書は営業部長だそうである。

しかし、その営業部長もわずか3日で辞めてしまったのにはさすがに驚いてしまった。